日本医科大学 "外科" 総合サイト

各教室の紹介

日本医科大学 心臓血管外科学教室

 日本医科大学 心臓血管外科は大正13年に日本医科大学付属飯田橋病院に開設された外科学教室に源流を持つ、94年間の伝統を誇る外科学教室です。最初の心臓手術を1964年に行い、50年以上の歴史がある国内でも有数の施設です。この間、およそ9000例以上の心臓血管外科手術を行っており、対象となる疾患は先天性心疾患、冠動脈疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢動静脈疾患などです。

当院心臓血管外科の3つの特徴
その①:不整脈外科治療のパイオニア

 当院でしか受けられない治療(不整脈手術、リード抜去)も多く、全国各地の症例が紹介されます。特に心房細動や心室頻拍などの不整脈の外科治療は治療内容、成績ともに国内随一です。

その②:Academic Surgeonの育成

 長年、不整脈の術中心表面マッピングなどの電気生理研究を行い、国際的に高く評価され、その結果を不整脈手術に臨床応用しています。また、若手の指導、教育にも力を注ぎ、外科専門医や心臓血管外科専門医の取得はもちろんのこと、基礎研究や臨床研究を通じて科学的視点を持った心臓血管外科医の育成を目指しています。臨床修練に並行して大学院に進むことも可能で、再生医療、iPS細胞研究や不整脈の外科治療に関する多くの研究テーマを題材に医学博士取得も可能であり、その後の海外留学も積極的にサポートしいています。

その③:科を超えたHeart & Vascular Team

 当院は日本有数の高度救命救急センターを有し、多くの急性冠症候群、急性心不全あるいは緊急を要する大動脈疾患症例が豊富です。その為に冠動脈バイパス術症例数は都内有数であり、新たな補助循環デバイス「IMPELLA」の導入や国内初の血管造影装置「ARTIS pheno」によるTAVIやステントグラフト治療等の集学的治療を行っています。

心臓血管外科は新たな低侵襲時代へ

 近年、心臓血管外科の臨床は大きく変化し、治療の低侵襲化が推し進められています。当院では心拍動下手術はもちろんのこと、小切開や胸腔鏡下での心臓手術、またはハイブリッド治療を診療科の枠を超えたチームとして行っており、更なる低侵襲化に向けて試行錯誤しながら、心臓血管外科医の醍醐味を肌で感じることができます。

研修の達成目標

 科を超えた専門カンファレンスを通じて、心血管疾患に関する最新の知見や手技が幅広く習得できます。また新病院の最新の設備で、従来の外科医としてのスキルを学びつつ、心臓血管外科領域における低侵襲治療を更に発展させる一翼を担う最先端の医師の育成を目指して指導していきます。

日本医科大学 内分泌外科学教室

内分泌外科の特徴

 内分泌外科学は甲状腺、副甲状腺、副腎などの疾患を臓器横断的に取扱います。様々な機能性疾患腫瘍性疾患があり、その診療にはきわめて高い専門性が要求されます。内分泌外科専門医は外科専門医を基盤とするサブスペシャリティとして、日本外科学会および専門医機構から正式に認められています。

当科の特徴
① 豊富な手術件数

年間300例を超える手術があり、専攻1年目から術者としての研修を行うことができます。内視鏡補助下甲状腺手術の症例数も国内随一です。

② 主体的な研修

数多くの症例について、主体的に病態を検討し、診察・検査を行い治療方針を考えることができます。カンファレンスなどを通じて指導医からフィードバックを得ることで、より効果的に研修することが可能です。

③ 若手外科医が多く働きやすい環境

現在若手、とくに女性外科医が多く、アットホームで、とても働きやすい職場です。個々の生活状況に配慮したバックアップ体制、ワークライフバランスの充実にも努めています。

④ 多数の活躍の機

国内学会での発表の機会もふんだんに与えられます。さらに、国際学会での発表や英語論文作成指導も行い、グローバルな人材育成を目指しています。

*その他、詳細については当科のホームページをご参照ください。

日本医科大学 呼吸器外科学教室

 肺癌を中心に胸部疾患に対して、胸腔鏡を用いた低侵襲手術から、局所進行肺癌に対する拡大手術、早期肺癌に対する光線力学的治療、気道狭窄などに対する気管内インターベンションまで幅広く治療をしています。特に今年から手術支援ロボットによる手術を本格的に開始する予定です。 また、日本屈指の「肺がん専門」集団の呼吸器内科、最新の放射線治療装置を駆使する放射線科との強固なチームワークで、集学的治療を行っています。

外科専門医取得

 「日本医科大学外科専門医プログラム」に沿って外科研修を行います。日本医科大学付属病院、以外に付属病院である武蔵小杉病院、多摩永山病院、千葉北総病院や、他の関連病院で一般外科研修を行い、診断、外科手術手技の習得に励みます。

呼吸器外科専門医取得

 外科専門医プログラムの中に、呼吸器外科専門医取得に向けたプログラムと連動できるようになっており、国立がん研究センター東病院での修練も行うことができます。外科腫瘍学、外科病理学などの知識の習得もあわせて行い、呼吸器外科専門医を取得します。

大学院

大学院生として研究に励むことが可能です。後期研修終了後、大学院に入学し、「医学博士」と「呼吸器外科専門医」の2つの取得に向けた研鑚をすることができます。 若手外科医が、働きやすく、勉強しやすく、患者さんのための医療を実践できる環境、女性外科医が安心して、育児と仕事が両立して活躍できるようなシステム、環境整備を行っております。

日本医科大学 消化器外科教室

 消化器外科が扱う疾患は、急性腹症に代表される腹部救急疾患から消化器の良性・悪性腫瘍まで多岐にわたっています。また当教室は手術のみならず、化学療法、消化器内視鏡・IVR・腹部超音波などの検査、緩和医療にも力を入れており、さまざまな分野の専門医の指導のもとに幅広く診療技術を習得できる体制が整っています。

特定機能病院・地域がん診療連携拠点病院

 日本医科大学付属病院は特定機能病院・地域がん診療連携拠点病院に認定され地域の高度医療の提供・がん診療の要として重要な立場となっており、消化器外科教室の手術件数は年間1,200例を越え豊富な症例を有します。また当教室では腹腔鏡下手術にも力を入れており、患者さんのQOLを第一に考慮した診療を行っています。

外科専門医をはじめ多くの専門医が取得可能

 当科における専門医育成プログラムは外科専門医取得を最初の目標とし、将来的には消化器外科のsubspecialtyの専門医取得を目指すもので,原則5年間の研修プログラムで構成されています。専攻医修了後には,多くの医局員が消化器外科専門医,内視鏡外科技術認定医,肝胆膵外科高度技能専門医などの資格を取得します。

研究・学位

 質の高い研究成果を発信し社会に貢献をすることを目標としており、それぞれの診療グループで研究課題を有し研究成果を国内外の学会で積極的に発表しています。学位取得希望者には、大学院に進学し研究成果を論文化することを教室としてバックアップ致します。また国内外の留学研究施設で研鑽することも可能です。大学院進学や留学の機会は平等で出身大学による区別はありません。

「楽しく働き・熱心に学ぶ」

 教室のモットーは「楽しく働き・熱心に学ぶ」。将来の消化器外科医療を担う「人材」を一人でも多く輩出するために,可能な限り本人の意志を尊重し、個々の医師人生を教室全体でサポートします。

日本医科大学 乳腺外科学教室

 乳腺専門医として臨床、教育、研究の3分野で活躍し、患者さんからも医療従事者からも信頼される医師を育成することを大きな目標としています。乳腺外科は、手術だけではなく、画像診断、病理学的細胞および組織診断、内分泌療法、化学療法、分子標的治療などの全身薬物治療、放射線治療、緩和治療など多岐にわたり、奥の深い分野です。当教室では、乳腺疾患の診断、治療において広く深く勉強するには格好の環境が整っています。

当院乳腺科の診療の特徴

患者さんはたくさんの不安を持っています。治療費のこと、家族のこと、仕事のことなど、患者さんを取り巻く環境を含めて話を伺いながら、患者さんの乳がんの性質・状況に合った最適な治療を選択していきます。患者さんに安心、そしてきめ細かな医療を提供するために、他科との連携・チーム医療を行っています。

研修環境

よりよい治療を行うために、定期的なカンファレンスを行っています。毎週行われる術前乳腺病理合同カンファランスでは、乳腺病理専門医の解説のもと、病理標本を実際に顕微鏡にて確認を行い、画像検査との整合性を確認しながら、術式を含めた治療法を検討しています。本邦での乳腺病理診断の第一人者である土屋眞一特任教授(飯田病院副院長)も迎え、乳腺病理を日頃から学べるチャンスとなります。さらに毎月1回行われる病理診断科、放射線科との合同術後症例検討会では、診断に難渋した症例、臨床病理学的に稀な症例などを取り上げ、診断、治療、病態について深く掘り下げています。また当院の客員教授でもあり、癌研有明病院の乳腺内科部長でもある、伊藤良則先生を迎えて、進行再発症例や難治症例について、メディカルスタッフとともに薬物治療のカンファレンスを定期的に行っています。様々な合併症を抱えた症例や薬物治療抵抗性を示す症例など話し合う場となり、手術だけではなく、最先端の薬物治療を日頃から学ぶことができます。